Written by Yoco Urabe

食べ物の撮影・加工方法をやさしく解説【アプリひとつでOK】

How to ...

困っている飲食オーナー

コロナが流行ってから、うちのレストラン
まだまだお客さんがもどってこないんだよね…。

インスタで発信してみるのはどう?
グルメなぼくはインスタでよく見るお店には、
ちょっと遠くても わざわざテイクアウト料理買いに行ったりするよ。

  
毎食美味しいものを求めているグルメな人

店舗オーナーとして、SNSでの発信でアピールしていきたい!
と行動を始めている店舗は少なくないようす。

コロナ禍は一見ピンチに思われる状況ですが、
見方を変えるとすごいチャンスになり得ます!

特に、今までリピーターさんが多かった飲食店であれば顧客層をさらに広げるチャンスです!

疑問をもっている飲食オーナー

インスタやってみようと思ってアカウントは作ったけど…。
どんな写真載せたらいいのかな?
写真の加工って必須?撮り方にコツってあるの?

できることがありすぎるインスタグラム。
めちゃくちゃ可能性が広がってます!

でもまずは、写真でいかに
「おいしそう!」「食べたい!」
と思ってもらえるかが重要!撮影方法についてやさしく説明していきますね!

 
インスタグラムに詳しい人

ちょろっと自己紹介

私自身、Instagramは2011年2月から始めていました。
Facebookの延長でゆる~く続けていたのですが、気が付いたらかなり長いことやっていました。

最初は日記のつもりでアップしてたのですが、少しずつノウハウがたまっていき、今ではかなり仕上がりが変わりました



 当時の投稿写真はこんなかんじ

インスタの画像加工フィルタはどれもいいかんじで、
どんな写真もオシャレに加工できると思ってました。

インスタにもともとはいっているフィルタ(画像加工機能)をつかっているので、なんとなくオシャレに見えます。

でも、そんなに「おいしそう!」とか「食べたい!」って思える写真ではないですね。

 今はこんな感じで写真を撮っています。

昔とかなりイメージが変わってますよね!

たくさん写真を撮った経験から、こんなデータが集まりました。

  • ある条件下で、きれいに撮れる
  • 工夫をすると雰囲気のある写真になる
  • ハッシュタグの使い方で閲覧数が変わる

私の持っている情報は全部書き出していきます。
ぜひ活用して、あなたのお店を盛り上げていきましょう!

ではさっそく、初級編から始めていきましょう ٩( ‘ ω ‘ )و

初級者編

  • 撮影の準備をしよう! 良い写真は準備で決まる。
  • 撮影方法のコツ! わかりやすく解説。
  • 写真の加工は必須! でもやりすぎNG。

【撮影の準備をしよう】きれいに撮れる条件3つ

準備は意外と大事です。一通り目を通しておきましょう。
買うものがいらない場合もあります。

 1.太陽光の当たる場所と時間の確保

部屋の中で太陽光が当たるところを探しましょう。

そして、太陽光が入る時間帯を把握しておきます。

光があたる時間に合わせて撮影をします。

どうしても、蛍光灯の明かりでは「おいしそうに写す」ことが難しいです。
なおかつ、画像加工で上級テクニックが必要になりますので、この準備をすることで最終的に時短につながります。

太陽光は無料で手に入る万能の光源です。

しかし、太陽光があまりにも強すぎると、光の当たっている場所と影の部分のコントラストが強くなり、これはこれで加工が難しくなります。
レースのカーテン等で光の入り具合を調整できるとなお良しです。
目安としては、影の輪郭がくっきり残っている場合は太陽光が強すぎます。

こちら、NG例です☟
日光が強すぎると、被写体の影の部分も強くですぎてしまいます

左の写真 ⇒ おいしそうに見えるはずの、パンの表面やシナモンフィリングのテクスチャが表現できていません。
右の写真 ⇒ コーヒーなのか紅茶なのかもまったくわかりませんね。カップの内側が黒いのでさらに影を強くしてしまっています。

 2.被写体の周辺を片付ける

最初のうちは背景はないほうが構図が作りやすくなります。

被写体以外のものが写りこんでいてそちらのほうが気になる…。
という詰めの甘い写真はもったいないです。

カメラの画角からはずれたところはいくら散らかっててもOKなので、
被写体の周りだけは余計なものが写らないようにしよう

 3.大きくて白いものを準備する

レフ版替わりになります。
被写体の大きさにもよりますが、被写体や小さいのであれば
A3くらいの大きさで白ければなんでもいいです。

色が暗めのものを撮影するさいには特に役立ちます。

スケッチブックでもいいし、裏が白いチラシでもOK。服とか布でもいいです。

レフ版とは?
光を反射する『白色』の特性を利用して、被写体の影の部分に光をあてる道具です。
雑な図解ですがこんなかんじ↓

レフ版の役割を図解したイラスト

ちなみに私は汎用性がある大きめスケッチブックを使っています。

スケッチブックなんて使わないって方はちゃんとしたレフ版を買うのもありですね。

レフ板を100円で作って10倍引き立つ写真にhttps://allabout.co.jp/gm/gc/211385/

自作という手もありました!100均アイテムで作れそうです。

【撮影方法のコツ】意識すること4つ

 1.構図

構図の種類はめちゃたくさんあるのですが、『日の丸構図』と『対比構図』くらい知っていればほぼOKだとおもいます。

日の丸構図
ドンと被写体をど真ん中に置く構図。

ひのまる構図_例1

横から撮るときは、やや下に被写体の重心を持ってくると綺麗に見えやすいです。
左右の空間がシンメトリー(左右対称)だとより美しくなりますね。

ひのまる構図_例2-被写体の周りがシンメトリーの写真

きちんと画面上の被写体をタップしてピントを合わせることを忘れずに

対比構図
被写体の他に、脇役として他の物を移りこませる構図です。
より被写体を魅力的に見せる、名脇役ですね。

私はお花があるときはよく使いますが、カップやグラス、カトラリーも食卓の雰囲気を表現できるのでとても良い脇役になります。

対比構図_例1-キッシュがのった大きなお皿と小さい花束 対比構図_例2-ホールケーキがのった大きなお皿と小皿にのったワンピースのケーキ 対比構図_例3-小さなタルトと大きな花束 対比構図_例4-かぼちゃプリンとスプーン

3分割構図
カメラ画面の《縦》と〔横〕を3分割して、分割した線が交わるところに被写体を持ってくる構図です。
空間を表現できます。おしゃれなインテリアが背景にあるとなお映える写真になります。

こちらの写真は左下の交点に被写体がを置いています。山で休憩中のいちまい。

三分割構図_例1-左下に被写体をおいた画像

こちらは右下の交点に被写体を持ってきています。

三分割構図_例2-右下に被写体をおいた画像

撮影する際は、トリミングをすることを加味して撮影範囲をやや広めにしておくと、後の加工がやりやすくなります。

 2.光の入り具合

光が強すぎたり、カメラの設定で明るさを上げすぎたりすると、『白飛び』といって真っ白になってしまいます。

白飛びしてしまった部分は加工しても甦らないので、やや暗いくらいで撮影するといいですね。

NG例 ↓

左側は、サラダの色と、パンの質感が飛んでしまっています。右上の脇役の皿に何がのっているのかもわかりませんね。

右側は、ガラスのコーヒーサーバーの淵が白飛びしています。マフィンが主役な写真ではないので全部綺麗に写したいところです。

対策案

  1. 窓からの太陽光が強すぎるときは、シンプルにレースのカーテンをしましょう。
  2. 1.をやっても光が強ければ、窓から離れたところに移動する。
  3. ちょうどいい日当たりの場所がないとき、レフ版をつかいましょう。
    ※ 被写体の影側に立てておけばOKです。光と影のコントラストがやわらくはずです。
  4. 暗めのところに明るさを合わせて撮影しておく。
    ※ あとで加工で明るくできます。

 3.アングル

アングルは食べる人の目線であればどんなものでもOKです!

ただ、ひとつだけ言いたいことはあります。

「寄りで撮れば良いってもんじゃない!」ってことです。

※寄り → 被写体にカメラを近づけること

インスタが流行りはじめたころ、TVとかで食べ物は「寄りで撮れば美味しそうに見える!」って言ってたんですよね。私もそうやって撮ってたことはあります…。

でも、正直、「これは何を撮ったんだろう?」という写真も見かけることがよくあります。
寄りすぎです!素直すぎます。

接写(レンズを物に近づけて写すこと)をするときは、以下の2つのポイントに気を付けてみよう。

  • 被写体の奥に背景などを写りこませる
  • お皿のフチは写るようにする

こうすることで、被写体の全体像を見る人が想像しやすくなります (・ω・)b

いろいろテクはありますが、最初はここに気を付けておけばいいのかなと思います。

 4.ひと工夫してみる

正直、ここは余分なところ。

でも!

料理人やパティシエは、そのひと皿の魅力のすべてを知ってほしいと思うはず!
お菓子であれば、中身も見せたかったりしますよね。

あえて食べている途中のような写真を撮るのも見る人の反応がいいです ٩(・ω・ )و

一人ではできない演出も出てくるかと思いますが、チームワーク撮影してみましょう!
もしくは、動画で投稿もできるので、小さい三脚で撮影するのもありですね。

安価だとこんな三脚があります。

自撮り棒も兼ねている三脚もありますね。

【写真の加工】5ステップ! ※やりすぎ注意

やっと加工のフェーズです。

しかし、適度な自然光できれいに写真が撮れていたらほぼ加工はいりません
そのお料理やお菓子の魅力をグッと引き立たせるだけでOKなのです。

私が必ずおこなう加工を書きます。
食品なら、これから紹介する加工だけでほぼOKです。

Instagramアプリ内で完結させます!

下の画像を加工していきます。
画像加工画面にきたら、フィルタを選択せずに下のほうの『編集』をタップ

編集ボタンをタップ

 1.トリミング

ここで構図を完成させていきます。
散らかった部屋がフレームインしていたらここで見えなくしちゃいましょう!

『調整』をタップ。

調整ボタンをタップ_トリミング

拡大縮小して構図を整えます。
迷ったら被写体はど真ん中でOK。
見せたくないものはフレームアウトさせましょう。

レイアウトを調整している画像

傾きを変えることもできます。

傾き調整している画像

 2.明るさ

全体的に写真を明るくします。

明るさをタップ

明るさ調整のアイコンをタップ

ここでいっきに明るくしなくても大丈夫。

ちょっとでOKです。
後からでも調整できるので。

明るさ調整で少しだけ明るくしている画像

 3.シャドウ (重要)

ここが超重要です。

シャドウをタップ

シャドウのアイコンをタップ

明るい部分はそのままで、
影の濃さだけやわらぎます

右に黒丸●を移動させると、写真の影の部分が薄くなっていきます。
こうすることで、写真全体が明るくなったように見えます

シャドウ加工前 シャドウ加工後(影の濃さが薄くなっている画像)

シャドウを調整することで、レフ版を使ったような状態になるのですね。

 4.彩度 と 暖かさ

こちらも重要です。(特に彩度)

彩度をタップ

彩度のアイコンをタップ

特に彩り豊かな野菜やフルーツなどは、素材の色彩を少し引き立ててあげることで、
とっても魅力的に見せることができます

彩度加工前

加工前:どんよりしてます。

彩度加工後(色の鮮やかさが強くなった画像)

加工後:焼けた生地のきつね色イチゴの赤みが見えるようになっています。

でもここもやりすぎ注意です。

あくまで本物に見える範囲で調整しましょう。
やりすぎると、わざとらしさが出てしまいます。

 5.シャープ

これが仕上げになります。

こちらは私がECサイト運営のアルバイトをやっていたときに、
画像加工の先輩に教わったテクニックです。

トリミング、明るさ、色彩、すべての調整が終わったら、
最後にちょっとだけシャープをかけます

撮影時は、三脚を使わない限りどうしても多少のブレが生じます。

そのブレを補正します。

シャープをタップ

シャープのアイコンをタップ

ここでも、やりすぎNGです。
やりすぎるとなめらかな部分までもがギザギザになってしまって台無しです。

このくらい。↓
わかるかわからないかくらいでOKです。

シャープほんのちょっと強くするだけでいい

こちら、やりすぎのNG例 ↓
後ろのほうのまでシャープ加工されてしまうので、
後列のマフィンや背景の植物まで主張しております。

シャープやりすぎの画像(被写体より離れたものもギザギザになってしまっている)

さいごに

たくさんポイントを書いてしまいましたが、
本質的に意識することは、写真のなかで何が主役なのか?を意識しながら撮影・加工をすることです

ひとつずつ、試す⇒投稿、試す⇒投稿 で、自分なりの方法ができあがっていきます。

そのうち背景を味方にして、主役を引き立てる写真の撮影・加工をすることができます。

最初のうちはいいのかどうかわからなくても、

自分自身が、

「この角度が一番おいしそうだ!」
「この色味が一番美味しそうに見える!」

って思える撮影と加工をするのが良きです。

(`・ω・´)ゞ