HP制作案件をゲット!しかし、どう進めたらいい!?【準備することまとめ】
ホームページ制作の案件が取れた!!
…あれ、でも何からどう進めたらいいの?何か参考にしたいなぁ。みんなはどうやってるのかな。
「初めてのHP制作案件で不安な方」や「駆け出しエンジニア」への記事です。
最初の打ち合わせで準備すること、なにを意識して制作を進めていくのがいいのかをまとめました。
こんにちは、よこ です。
2020年11月からフリーランスWebデザイナーとしてお仕事をしてきました。
この記事を書いている2021年6月までに関わってきた案件は18件ほど。
提案後に制作に至らなかった案件も含めると、もうちょっとあります。
準備と提案を繰り返し、気づいたこと、喜ばれることが少しずつわかってきました。
何年もお仕事をしている方にはきっとかないませんが、
初心者だからこそ気がつけたこと、できたことなどがあるかもしれません。
今、初めての案件対応をしていて、
進め方に不安な方に、安心してお仕事に取り組めるようになっていただきたくて書きます。
Webのお仕事はたくさんあります。
今回はホームページ制作の案件に的をしぼってお話を進めていこうとおもいます。
HP制作案件をゲット!しかし、どう進めたらいい!?【準備することまとめ】
まずは確認事項・準備することをピックアップ
- HPの目的
- 同業種の他HPをリサーチ
- 企業のロゴやイメージカラー
- 企業理念を確認
- 制作スケジュール
- 制作費用
項目ごとに解説していきます。
(文末のほうで打ち合わせ時の注意点、これまでの反省点なども書いております。)
HPの目的
ホームページがほしい理由をクライアントさんに確認をします。
私が承ってきた方々も、それぞれの目的がありました。
目的はお客様によってそれぞれです。
ここがきちんと定まっていると、のちのち製作中に迷子になってもまた元の道に帰ってこれます。
たとえばデザイン面で修正が重なりそうなとき、この『目的』に返ってくることで、必要な修正なのかどうかがわかります。
同業種のHPをリサーチ
自分がよく知っている業種のHPであればいいのですが、たいていはよく知らない業界のHPを作ることになりますよね。
わからないまま闇雲に作ることはできないので、他社のHPはどんなかんじに作られているかをリサーチします。
いいとこ取りをする
他のHPを観察していると、良い部分と、あんまり良くないかなっていう部分があったりします。「良いな」って思ったところはマネしていきます。
他社の強み、自社の強み
また、同時に他社が強みとしているところは何なのかを観察するとよいです。
他社と差別化して打ち出していくのか。
あえて他社と同じ強みを打ち出していくのか。
ここはクライアントさんと相談しつつ進めていくのが良いかと思います。
リサーチのとき私がよく使っているツールは、『MindMeister』です。
作ったマインドマップは打ち合わせのときなどにクライアントさんに見ていただいて情報共有すると喜ばれます。
マップ3つまでは無料ですので、試しに使ってみて良さそうだったらサブスク契約すると良いと思います。
私はクライアントさんや仲間との情報共有に便利なのでサブスク契約をしています。
公式サイト ↓
企業のロゴやイメージカラー
次に、もうすでに決まっている決まりごとがあれば、それを確認していきます。
ロゴ
ロゴやイメージカラーが決まっているようであれば、「.ai」もしくは「jpg」「png」形式でいただいて使わせてもらえるようにお願いする。
もし
ロゴがなければ、ロゴ制作もこちらで手配する提案をしても良いと思います。
カラー
イメージカラーがあれば、カラーコードで色を聞いておく。
「桃色」とか「エメラルドグリーン」とか、そういう名前とかでなく、コードで教えてもらいましょう。
イメージカラーが決まっていなければ、理念や打ち出したいイメージ似合わせて色を決めるのが良いと思います。
「色のイメージ」で検索すると、たくさん参考になる記事がでてくるので軽くみておくと参考になります。
企業理念を確認
事業をアピールする際の軸になりますので、企業理念はきちんと聞いておきましょう。
あまり意識せずに事業を営んでいる経営者さまもいたりするので、あらためてよく考えるいい機会になったと喜ばれたりもします。
こちらから伺うことで、お客様への興味があることが伝えられるので、お客様にも良い印象になります。
制作スケジュール
ざっくりと制作の流れと、それにかかる期間を共有しましょう。
たいていの場合は各フェーズで長引きますので、それも同時に伝えておくと良いと思います。
制作費用
こちらも概算で見積もりを伝えましょう。(制作途中で変動するものなので、概算でOK)
話し合いのなかで、何ページになるのか見えてくると思います。大体の費用感を伝え、打ち合わせがおわったら見積出しましょう。
話し合い前の準備としては、1ページあたりの見積をある程度見込みを立てておけばよいです。(デザイン○時間、コーディング○時間、連絡やりとり△回、など分解して考えていくとやりやすいかもです)
進め方にもよりますが、TOPページは特にデザイン初期段階でやり取りが多くなるので、私の場合は子ページよりもTOPページの比重おもめで見積しています。
打ち合わせで気をつけていること
等身大で提案
できないことを できる と言ったりはしないようにします。
できそうだけどやり方がわからない場合は、「調べてからまた連絡します」だったり、「協力者を探します」と対応するのが良いです。
背伸びせずに提案しましょう。
一緒にHPを育てていく姿勢
作って終わりでなく、よりHPの閲覧者が増えるように、お問合せが増えるように一緒にHPを育てていきましょう!という姿勢で打ち合わせを進めていきます。
打ち合わせ段階から『HP運用』を任されるよう、その伏線をはってゆきます。
反省点
押さえておきたいポイントがあります。『即レス対応』です。
見積であっても、デザインであっても、こちらがボールを持っているときはなるべく早くパスを返したほうが好印象です。
早いうちに返すことがでたら、作業工数がまだ重ならないうちに起動修正もできます。ボールを持ち続けている時間が長ければ長いほど、こちらのアウトプットの質を期待されるので、「駆け出しの人」こそ即レスを意識したほうが吉。
しかし、これがなかなかできないときがあります。何か悩んだときは、誰かに相談しましょう。きっと解決策をアドバイスしてくれます。
正直、私はここで何度か失敗してきています。
今は相談できる仲間が近くにいますが、ついつい一人で考え込むことがあり、気づいたら2〜3日ボールを持ちっぱなしになってたりしました。
連絡が途切れると、お客さんは不安になります。
もっと怖いのは、お客さんのHPを作る気持ちが冷めてしまうこと。。
見積や打合せに、他の案件と調整しながらかなり時間とっているのに、そもそもの受注が流れるのは非常に痛いです…!
最後に私の想いをひとつ語ります
私の初めての案件のとき、Twitter上でツイートを見ていただけなのに、私の不安感を感じ取って助けの手を差し伸べてくれた方がいました。
よしおさんです。
めちゃくちゃ心強かったです。私が頭で考え込んでいることを聞き出して、やるべきことリストを作ってくれました。その後も、一緒にページを作ってくれました。
よしおさんがいなかったら、初案件の納品はままならなかったと思います。
今は、私もよしおさんのように誰かの助けになれたらいいなと思ってます。
もしあなたが案件の進め方で悩んでいたら、誰かに相談してみましょう。
私も、あなたの話し相手のひとりとして立候補します♪